市販薬のヘルペス治療薬を友達に貸してもいいか

市販されているヘルペス治療薬は第一類医薬品に分類され、薬剤師のいる薬局でしか購入することができません。又、誰でも購入できるわけではなく、過去にヘルペスと診断された経験がある人しか購入できません。
初感染などで市販薬が購入できない友達に、開封済み又は使用中の治療薬を貸すことはお勧めできません。
特に初感染と思われる人は、過去にヘルペスと診断された経験がない為、発症しているものがヘルペスかそうでないかの自己判断が難しく、間違った薬の使用で悪化につながる可能性があります。
誤った自己判断でヘルペスと思い込んで使用済みの治療薬を使用した場合、皮膚にあるわずかな傷口や粘膜から体内にウイルスが侵入してきます。
アトピー性皮膚炎の人や体に湿疹や傷がある人は、通常よりも感染リスクが高くなります。ウイルスが体内に侵入することで、ウイルスが神経節に潜伏し発症に至ります。

軽い気持ちで市販のヘルペス治療薬を共有することは、とても危険な行為です。
市販のヘルペス治療薬の種類は、軟膏タイプとクリームタイプの2種類のみとなり、どちらも手や綿棒で患部に直接塗布する使用方法となります。そのため、友達や家族に貸す場合、ヘルペスウイルスの感染や悪化につながる可能性があります。
ウイルスによる病気には感染するリスクがあるので、発症時は直接患部を触った手で触れるのはもちろんのこと、間接的に触れることもできるだけ避けたほうが良いです。
又、市販薬のヘルペス治療薬は、中身が残っていたとしても、使用期限の過ぎたものや開封から6ヶ月以上過ぎたものは、品質保持のため使用しないよう注意してください。この場合は、新しい治療薬を改めて購入し、古くなった治療薬は処分するようにしましょう。
安心安全に使用するためにも、市販の治療薬を友達や家族に貸す行為は控えましょう。自分自身で使用している治療薬は、あくまでも自分専用として使用するようにしてください。

ヘルペスは性行為以外でも感染する?

口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの単純ヘルペスはとても強い感染力を持っているのが特徴です。
主な感染経路は、接触感染になります。そのことから、発症時は直接肌が触れるキスや性行為は避けるのが賢明です。さらには直接触れなくても、食器やタオル等の共有によって感染する可能性があります。
性器ヘルペスの感染は、大半が性行為による感染になります。又、口唇ヘルペスを発症している際のオーラルセックスによって性器に感染し、性器ヘルペスを発症するケースもあります。
特に気を付けなければならないのが、水ぶくれや水ぶくれが破れるなど、重症化してしまった場合です。
水ぶくれが出ている時期はたくさんのウイルスを排出しているため、体力や免疫力が低下している人や、初めて感染する人が接触してしまうと感染する可能性が高くなります。
水ぶくれが破れ、中に入っていた液が他の部分に付着すると、付着した部分にも感染する可能性があり、今後その部分にもヘルペスを発症する可能性があります。

単純ヘルペスの主な発症部位は、口・唇・目・皮膚・尿道・性器などです。免疫力が著しく低下している場合、ヘルペス脳炎などを引き起こす可能性もあります。
妊婦が妊娠時にヘルペスを発症している場合、体内の子供にも感染するリスクがあります。母子感染による新生児ヘルペスは重症であることから、早期診断と適切な治療が重要となります。
普段の生活習慣を見直し、規則正しい生活を心掛けることで体力や免疫力向上することができます。バランスの良い食事や十分な睡眠をとることに気を付け、なるべくストレスを溜め込まないようにしましょう。
発症した場合は、他の部位や他人へ感染しないよう注意し、患部を清潔に保つことが大切です。
早期回復には早い段階での治療が重要になります。
万が一、患部に触れてしまった場合や軟膏やクリームタイプの市販薬を手で塗布した場合は、手をきれいに洗うようにしましょう。